​

　店　　　長　：　

何？　コウサイゲンショウって？？💦

 

　おーばー君　：　

多分、店長も今までにどこかで見たことあると思うよ。

窓とか、ショーウィンドウとか

 

　店　　　長　：　

あー、そういえば、見たことあるかも！！

​なぜこんな現象が起きるの？

 

　おーばー君　：　

この現象は、薄膜現象なんだよ。高校の物理で学んだと思うんだけどね。

つまり重ねられた薄膜に起きる光の干渉によってできるものなんだよ。

特に干渉の結果、波長が可視光線である、380～780nmの範囲のものが、虹彩現象として人の目に見えるということなんだ。

​

　店　　　長　：　

じゃあ、ガラスフィルムでは、どうしてこれが起こるの？

​

　おーばー君　：　

店長、ガラスフィルムっていうのは、ガラスと粘着シールだけでできているとか、

まさか思ってないよね？💦

 

　店　　　長　：　

えっ！！！！違うの！！？？

 

　おーばー君　：　

あちゃーー、店長がそれじゃ困っちゃうなぁぁ、、、ハァ（溜息）

​

　店　　　長　：　

ごめんなさーーい💦

ガラスフィルムってどうなってるの？？

教えてくださーい、おーばー先生～

 

　おーばー君　：　

そこまで言うなら、、エッヘン　

ガラスフィルムは、

①　ガラス表面のコーティング（ナノレベルの層）

②　ガラス

③　粘着剤とガラスの接着層

④　粘着層の中の基底フィルム

⑤　シリコン自己吸着層

と、多くの層でできているんだよ。

すべてがナノレベルの薄さなんだ。

​

　店　　　長　：　

そんなにイッパイあるんだね～、ビックリ！

じゃあ、虹彩現象が起きても当然ってことなんだね・・・

でも、起きない方が断然多いよね？

 

　おーばー君　：　

うん、そうなんだ。

実は虹彩現象のような、薄膜現象は常に発生していると考えられるんだけど、薄膜で反射した光が干渉したときに、沢山の波長の光が同時に干渉すると、、、、店長どうなるか分かる？？

​

　店　　　長　：　

えっ！！！　すごい大きな虹彩現象が起きるとか！！？？

​

　おーばー君　：　

あはは、店長って期待通りの答え言ってくれるね～～(笑)

沢山の波長の光が一度に干渉すると、色としては白になるんだよ(笑)

だから、ガラスフィルムで光が干渉していても、人の眼にはわからないんだ。

​

　店　　　長　：　

なぁんだ、そうなんだ～

​

　おーばー君　：　

虹彩現象は、フィルム側の積層構造に起因するんだけど、そこに入ってくる光の種類によっても、発生したり、発生しなかったりするんだよ。

虹彩現象が発生しやすい照明は、青、緑、赤の三波長蛍光灯が一番起こりやすいかな。

白熱灯やLEDだと、かなり起きにくくなるんだ。

​

　店　　　長　：　

へー、そうなんだぁ～

​

　おーばー君　：　

虹彩現象は、基本的には薄いフィルムの積層構造においては、不可避なものなんだけど、それぞれメーカーは、できるだけこの現象が起きないように工夫しているから、ずいぶん低減されているんだよね。

でも、なくすことはできないものだから、これがあるから不良品という事にはならないんだよ。

​

スマホのガラスフィルムだけじゃなくて、タイルや窓ガラスとか、薄布を重ねたものとか、いろいろなところで見られるんだけど、これらの製品も『虹彩現象がおきるから不良品』という事にはならないんだよね。

ナノレベルの多層製品で、また、使う環境にもよるわけだから、虹彩現象については仕方がない、、というのが、結論になっちゃうねぇ。。。

事前検品では、この現象は確認できないしね。

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　店　　　長　：　

そっかぁぁ、、、現状なくすことは出来ないものなんだぁぁ

​

　おーばー君　：　

うん、だから、万一お客様が虹彩現象が気になられるようなら、365日交換保証で交換して差し上げてね、店長　　とはいえ、交換しても、100％虹彩現象は起きない、って保証はできないんだけどね

​

　店　　　長　：　

了解です～～、おーばーせんせいっ！！！

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