令和2年は、コロナで始まり、いまだに終息の気配がみじんもなく、今後何年with コロナになるのか、先が見えない状況が続いている。
このコロナの影響で、スマホにも変化がもたらされている。
iPhoneは2017年9月に発売された、iPhone X からは、Face IDが採用されている。以来、ずっと認証システムはFace ID だった。
しかし、このコロナ禍で、マスクを付けている状態がデフォルトとなってきている人間には、Face ID は使いにくいものとなってしまった。そこで、指紋認証がまた脚光を浴びることになった。
iPhoneの指紋認証は、iPhone 8 までの、画面外認証システムで、ホームボタンに指を置くことで認証するもので、これは、静電容量式タッチセンサーと言われる認証方式である。
現在は、画面内認証が主流となってきており、iPhone 8 までのような画面外認証は少なくなってきている。
指紋認証で最近多く採用されているものは、光学式認証であり、文字通り光を使用するものだ。
静電容量式と異なり、専用の認証スペース(iPhoneではホームボタン)を必要としない為、画面を広く使うことができるのがメリットだ。
この光学式は、画面から発した光がわずかな指紋の凹凸によって反射される光量の差を読み取って認証するものであるが、精度はあまり高くないと言われている。
また、基本的にはディスプレイには、有機ELが使われているものに採用されるシステムで、従来の主流であった液晶タイプのディスプレイでは、この認証はできないものとなっていた。しかし、今年シャオミが液晶ディスプレイでも、赤外線を利用して画面内認証ができるものを発表している。

さて、もうすぐ会えるであろう、iPhone12(仮) だが事前に伝えられている(漏れている)情報では、今回は4モデルが発表される
であろうとのこと。
5.4インチ、6.1インチ×2機種、6.7インチ
これらの4つのタイプである。
最も小さなサイズが5.4インチというのは、従来のiPhone8plus が5.5インチであることから、近いサイズ感になると思われる。
また、メインと目される6.1インチは、iPhone XR・11 と同じサイズで、割と大きめである。
6.7インチに至っては、iPhone 11pro Max が6.5インチであることを考えると、かなり大きくなるであろう。
いつまでも根強い人気を持つiPhone8 4.7インチと同じサイズであるiPhone SE が今春発売されたことを受けてのサイズ決めなのだろうか。
今秋発売予定のiPhoneは全体に大きめになりそうだ。とはいえ、iPhone X 以降は、ずっと5.8インチ以上が発売されてきているので、5.4インチがあることを思えば、ちゃんと小さめも用意されているという事にはなる。
スマホフィルムの販売をしているOVER'sとしては、サイズよりデザインが最も気になる点である。
Galaxy に顕著にみられる、ガラス画面の縁が湾曲している機種は、ガラスフィルムを貼り付けることが、一般的にはほぼ不可能なデザインである。
何故ならガラスフィルムはまっすぐなガラス板であり、丸いものにぴったりと貼り付けることは不可能だからだ。
では、ガラスフィルムの縁を最初から湾曲させておけば、、、と安直に考える方もおられるかと思うが、精密機器の雄と雌のようにぴったりと凹凸を合わせることは不可能である。
湾曲したスマホのガラス縁に、同じ形状に0.01㎜の誤差もなく0.3㎜程度の厚さしかないガラスを加工することは至難の業であり、もし作るとしたら、1枚1枚オーダーメイドとなり、とんでもない価格になるだろう。
その点、漏れ伝えられている情報によると、iPhone12(仮) はフラットな形らしい。
これは、フィルム屋にはかなりありがたい話である。
ただ、側面がフラットで全体に四角いということであるが、それとガラス面に湾曲が無いことはイコールだとは言い切れない。
今春発売されたiPhone SE は、一見 iPhone 8 と同じ形・サイズではあるが、ガラス面の縁はiPhone 8 よりはるかに大きく湾曲していた為、iPhone 8 と同じガラスフィルムを貼ることは出来なかった。
しかし、事前に漏れ伝わっていた情報は、「今度発売されるiPhone SE は iPhone 8 と同じサイズで同じ形」というものだった。
そのせいで、実機を確認する前に販売していた大手フィルム販売店は、かなり慌てて購入者に「縁が浮かないものと取り替えます」と連絡を入れたという経緯があった。
はてさて、今回の iPhone 12 については、どうなるか??